新型コロナウイルスの影響で、多くの人々が在宅勤務をするようになりました。
この状況下で、副業に取り組む人が増えていると報じられています。例えば、会社員の中には、UberEatsの配達など、手軽に始められる仕事を利用してスキマ時間に副業をしている人もいるそうです。
30代の会社員であるFさんは、趣味の占いを副業として始めました。
数年前から専門書を読み漁り、様々な種類の占い(タロット、四柱推命、算命学、宿曜占星術、西洋占星術など)をマスターしてきたFさんは、より深く占いの理解を深めるために、プロ占い師の個人講座を受けることになりました。
その際に、副業を勧められたことがきっかけです。
Fさんは、主に在宅でオンライン上のチャット占いを行っています。
占いのビジネスはさまざまな方法で行われており、商業施設のブース型や電話、メール、チャットなどがあります。
対面の場合、20分で3000円が相場ですが、チャットの場合はやり取りする文字数に応じて料金が決まります。
一般的な相場は1文字あたり約5円で、平均的に1回あたり300文字で1500円ほど利用されているようです。Fさんの場合、所属している占い事務所とアプリ運営会社から7割が取られ、自分の取り分は残りの3割です。
月平均で約250件の占いを行い、手取りで約11万〜12万円の収入があります。待機時間を含めて1日の実働時間は約4時間です。
占いアプリの市場は、ザッパラスやメディア工房などの大手IT企業に加えて、LINEなども参入しており、競争が激しくなっています。
チャット占いの場合、短い文章で相談者の悩みに応える必要があり、レスポンスの速さが非常に重要視されるため、占いの内容に忠実
チャット占いは、10代から60代までの幅広い年齢層の人々に利用されています。
恋愛相談が相談内容の8割を占めているとよく言われますが、私の経験上では、恋愛の悩みが6割を占め、残りの3割は職場の人間関係や転職などの仕事に関する悩み、そして残りの1割はその他の悩みです。
副業を始めたことで驚くほど多かったのは、50~60代の中高年からの恋愛相談でした。若い人よりも切実な悩みを抱えている人が多いですね。
コロナウイルスによる自粛の影響で利用者が増えると思われがちですが、実際には利用者の増加に伴い、占い師の新規参入も増えています。
そのため、人気のある占い師に利用者が集中している傾向にあります。このような状況下では、占い師の間でも勝ち組と負け組の二極化が進んでいます。
今後、本業の収入が減少する可能性も考えられるため、さらに収入の幅を広げるために、ブログやツイッターなどで情報発信し、アプリを介さずにお客さんを集める方法を模索していきたいと思います。
新型コロナウイルスをきっかけに、自分自身のスキルを活かして副業で収入を得る人がますます増えていくのではないでしょうか。
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